私が入社したのは20代の頃です。アスカはまだ従業員5名程度で、保育業界に特化した会社ではなく一般企業に人材を派遣をする地域密着型の会社でした。
2008年にリーマンショックが起こり、アスカはその煽りを受け取引停止が相次ぎました。そんな状況の中でも変わらないニーズがあったのが保育業界だったのです。どんな時代でも保育は必要とされているということを実感しました。そこからは会社の体制もガラッと変え、100%保育業界にコミットする専門の派遣会社となりました。
今考えるとお恥ずかしい話ですが、当時は保育園・幼稚園の違いも分からず、ひたすら業界のいろはを勉強し、保育士専門の転職サイトである「保育情報どっとこむ」を立ち上げました。立ち上げ当時「保育情報どっとこむ」は市場内で草の根的な存在であり、のちの老舗的な立ち位置となります。現在そのサイトは「保育求人ガイド」として大幅にリニューアルし、求人数の増加はもちろん、検索機能やUIもより魅力的なものになりました。さらに2021年度からは、「保育士スカウト」というダイレクトリクルーティングサイトの運営も開始しました。女性の社会進出増加にともなう待機児童問題によって保育士不足が注目されたことを背景にコツコツと努力した結果、このように新事業の拡大や成長を遂げることができました。現在では従業員数約300名、全国に20の拠点を構えることができています。
元保育士の方が転居やライフイベントの節目をきっかけにアスカに入社することも多くなり、今では社員の約4人に1人が元保育士です。だからこそ、よりこの業界に近く、保育士さんの気持ちが分かる人材会社だと自負しています。
また、昨今は人と会わずにビジネスが完結する時代になりましたが、保育施設へ直接取材へ行ったり面接に同行したり、現場をあえて見学させてもらうなど、人と人が会うということを弊社は大切にしています。対面し会話をすることが、より丁寧な転職・採用サポートに繋がっているのではないでしょうか。
他の人材会社が行かないような山奥でもアスカの社員は無駄足覚悟で出向きます。採用に悩み、問合せをいただいた施設があれば場所を問わずご挨拶やヒアリングに伺う。その姿勢を大切にした結果、「本当に来たの?」「よく来たね!」などのお声をいただくことも多いのです。
おそらくお付き合いのある保育施設の数は日本でも一番ではないかと思います。だからこそ、5万近くある全ての園の困りごとを解決したい。園にとって一番身近で手の届く会社として“保育業界のインフラ”になりたいと願っています。
弊社はチームワークを非常に大切にしています。売り上げについても個人競争、ノルマ、ランキングというものはあまり重要ではありません。お互いが支え合うことによって支店単位のチームとしての実績が評価されます。
スポーツに例えると分かりやすいですね。サッカーでエースストライカーが点を取ればその人にスポットライトが当たるのかもしれませんが、それは一人の力ではありません。そこまでパスをつないだ人もいれば、そもそもキーパーがゴールを守ってくれなければその得点も無意味になってしまいます。決して一人で成果を上げられるわけではありません。
個人主義の悪いところは、自分で抱えてしまうところです。弊社のような人材サービスの会社がそれをやってしまうと、転職希望者の可能性を狭めてしまうことにもつながります。求職者ファーストの目線に立った時、1人でも多くの保育士さんが希望通りの転職を叶えられるということが最も大事です。社内でノルマを競い合うよりも、チームや会社全体でそれを実現させる力が何よりも重要です。
弊社は極めてアットホームで、風通しが良く、自分のやりたいことを発信できる社風です。従業員数も300名ほどなので社長との距離、上司との距離が近いのも特徴です。
コミュニケーションも大切にしています。支店や役職の垣根を越え、社員主導で部活動を行っており、音楽鑑賞部や旅行部、スポーツ鑑賞部など多数の活動をしています。また、リアル開催はもちろんオンライン上で全社員が集まるイベントなども行って交流を深めています。コロナ前には、弊社社員のほか、現地の保育士さんもお誘いしマラソン大会なども行いました。制限がなくなった今、またそういったイベントを再開して仕事以外でのコミュニケーションを増やしていきたいと考えています。
アスカは全従業員の75%が女性です。そして年齢やライフスタイルを問わず今までの自分を活かして働ける職場です。例えば子育て経験がある方は、ご自身のお子さんが保育園や幼稚園に通われていた経験がそのまま仕事に役立っています。現場の雰囲気や保育士さんの仕事内容に現実味があるからこそ、先生方と深いコミュニケーションを取ることができ、それは業務で最も大事な要素です。
弊社では子育て真っただ中の方からひと段落した方まで、フルタイムで働けるようであれば正社員並みの待遇を用意しています。また、希望があればパートから正社員登用の選択肢もあります。あとは何と言っても「ゆるふわ」な社風が、お子さんの行事や病気時など気兼ねなく休めるという安心感に繋がっています。それが弊社の離職率の低さの理由なのかもしれません。
今では産休・育休後もほぼ100%の社員が復帰をして働いています。そして会社はその方の働き方にあったポジションや業務を用意します。もちろん、復帰時に時短勤務の申し出があれば希望通り応じます。
また、ご家族の転勤のため転居された方も、通勤範囲内に支店があれば異動を受け入れます。ケースによりますが、リモートワークで働いている社員もいます。
弊社では年間休日や福利厚生、産休育休などの待遇面や、公正な人事評価、楽しい社内イベント、綺麗なオフィス等々、女性から選ばれる職場を目指しています。辞めたくない会社、知り合いに紹介したい会社、家族からいいねと言われる会社、入社して良かったと思える会社…、そんな場所になってもらえることを念頭に日々採用を行っています。
人が成長していく過程を見守るのが好きですね。新人だった社員が年々仕事を覚え、大きくなっていくことが最大の喜びと感じています。
私は20代のころ金融系の仕事をしていました。営業の仕事に疲れ果て、地元の群馬県に戻って再就職したいと思い、ハローワークでたまたまアスカの求人を見つけたのです。その縁で、当時まだ規模の小さかったアスカに入社しました。現会長の人柄に惹かれたのはもちろん、人材ビジネスが面白いと感じ続けたからこそ今の私があります。
今、アスカという組織に対しての思い入れは非常に強く、組織を広げていきたい、仲間をもっと増やし、会社を強くしていきたいと思っています。次世代のリーダーたちにどんどん育っていってもらい、ボトムアップで良い組織を作っていきたいです。
もちろん大変なことや課題は尽きませんが、今の仕事は本当に天職だと感じています。私と同じような思いを持てる社員が増える、そんな職場を作っていきたいと思います。
弊社に応募してくるほとんどの方が、人と接するのが好きで「人の役に立ちたい」という思いがある方々です。
そういった希望を満たすことが弊社には出来ます。人材サービスの仕事は人と接するだけではなく、人に入り込むくらい寄り添います。園長先生の話をじっくり聞いて、保育士さんの話をじっくり聞いて、寄り添って、双方のマッチングを成立させる。もちろん考えている以上に大変だと思うことは多々あります。ただ、成立した暁には施設からも保育士さんからも感謝される。そんな仕事です。
一方、会社においても、競争風土がないので社員同士の「ありがとう」が多いのが特長ではないでしょうか。対外的にも社内的にも「感謝される人材」になる。協調性があり、他人を支える意識と思いやりを持っている人は、是非弊社に歓迎したいと思います。
一緒に「困っている人のサポートをしたい」、そんな心意気の方を待っています。
弊社の従業員は経験を積み重ね、失敗を重ね、3年もすると本当にびっくりするくらい立派な社員となっています。ぜひ一緒に切磋琢磨し、楽しく仕事をしていきましょう。
保育業界は離職率が高いのが現実です。弊社ではそんな保育業界において採用のお手伝いだけではなく、定着の支援も行っています。1人でも多くの保育士さんが業界を去らずに輝いて仕事をしてもらうためには、より多くの職場や働き方が必要だと考えています。すべての保育士さんが働きたい環境や方法で仕事ができるために、求職者へのヒアリングを重ね施設との交渉を行っています。
また、弊社では待機児童問題の解決という点だけでなく、女性の社会進出そのものを支援したいと考えています。「働きたくても働けない女性がいる。そのために保育園が必要になる」と捉えます。保育士さんも今はまだ90%以上が女性で、女性の雇用を創出するという側面があります。そう考えると、弊社は働く女性すべてへの応援企業なのかもしれません。
「保育」は未来の日本を背負う子どもたちの最初のステージです。その業界のお手伝いができるということは誇りであり社会貢献でもあります。そんなやりがいのある仕事がここにはあります。ぜひ弊社を通して社会と繋がってください。働く意義を感じてください。