アスカに入社するまでは福岡の学童保育で指導員をしていました。
でも学童保育は体力的にも厳しくで、人手不足で業務も多く、休みの日も買い出しに出かけたりで、今思うと大変でした。その中で、ずっとこの仕事をしていくのかな?と漠然と迷っていて、一度は会社員として仕事をしたいと思っていました。
ですが、いざ転職をしようと思っても、業務の引き継ぎをする人も足りなくて、結局半年近く引き継ぎをした後に、1カ月の有給休暇を取って、転職活動を始めました。
もちろん、今までにやったことのない仕事に就くのは大きな不安なので、今の自分と関わりがある業種が良いなと考えていました。保育園を運営している会社で、スーパーバイザーや事務のような仕事も見ていましたが、最終的にはアスカで保育士さんの転職を手伝うことに決めました。
応募をした際に、面接で会社に来て、話を聞いてみて、とても話しやすかったのを覚えています。言葉は悪いかもしれないですが、良い意味で会社らしくなかったです。オープンな雰囲気で若い社員も多く、上司との距離が近いのも新鮮でした。
仕事を探すまで、キャリアアドバイザーという仕事すら知りませんでした。
ですが、保育園と保育士さんのどちらにも寄り添い、転職をお手伝いするという仕事には大きな魅力を感じていました。実際に、自分も転職の時には色々迷いましたし、人手不足で忙しい気持ちにも共感できます。
もちろん、不安も大きかったのですが、もともと好奇心は旺盛な性格なので期待の方が大きかったです。いざ、働き始めても、保育士さんと言葉は通じるで楽しかったです。ただ、保育園に営業をするときには、子供に向かって話すのとは違う言葉遣いが必要だったり、学ぶことも多かったです。
普段の業務では、転職希望の保育士さんとの面談したり、人手不足の保育園への営業や、実際に人材紹介の依頼があった園に出向いて、求人原稿の取材をするのがメインです。
仕事を続ける中で、もっと表面的な仕事かと思っていましたが、園との相性や、保育士さんが次の園に求めていることの背景まで理解しなくてはいけないので奥が深いと思いました。
一番大切にしているのは「信頼」です。
保育士さんにとって中々言いづらいことも言ってもらわないと良い転職になりません。私自身が話すのが好きというのもありますが、面談も気が付いたら2時間経っていたりします。
表面的な求人情報だけでは、実際の雰囲気や待遇が分からないことも多いので、園との信頼関係も大切にしています。もともと保育士だった経験は、園長先生と話す時に役立っているかもしれません。
以前、私と同じように転職を機に上京してくる方のお手伝いをしたことがあります。私自身も愛媛で生まれて、大学で岡山に行き、初めての就職は福岡そして、今は東京で仕事をしています。
上京する時の不安や期待は理解できるので、とても印象に残っています。土地勘が無いということで、こちらに来た際の住む場所の話までしました。最終的には借上げ住宅制度のある園で就業が決まり、すごく楽しそうに働いているのを見て、心から嬉しく思いました。
就業が決まった際は、「合わなかったらどうしよう」と、どうしても思ってしまいます。でも、園長先生にも「元気に働いてくれて、いい子なんです。」と言ってもらえました。
今後も、一人でも多くの保育士さんが、楽しく長く働くためのお手伝いをしていきたいと思います。